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【Zポールの衝撃】Black Diamond「ディスタンス」の軽さと収納性は、一度使うと元には戻れない。

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「そろそろ、もう少し軽快に山を歩きたい」登山者が気になるBlack Diamond「ディスタンス」シリーズ

「そろそろ、もう少し軽快に山を歩きたい」──そんな気持ちが芽生えたときに気になってくるのが、Black Diamond「ディスタンス」シリーズではないでしょうか。トレイルランナーの間で評価を集めてきたベスト型ザックとZポールは、登山目線で見ても、行動のリズムを一段引き上げてくれる存在です。

ただ、「ラン用ギアを登山に持ち込んで大丈夫?」「Distance 22ひとつでどこまで行けるのか」「カーボンポールって本当に折れない?」といった不安や疑問もあると思います。

この記事では、Black Diamond ディスタンスを実際に登山で使うことを前提に、ザックとポールの特徴、使い心地、向いているスタイル・向かないシーンを率直にレビューしていきます。トレイルラン寄りの軽快装備に興味がある登山者ほど、ギア選びのヒントにしていただける内容です。

【結論】Black Diamond「ディスタンス」は登山をどこまで変えてくれるのか?

Black Diamond「ディスタンス」シリーズは、「行動の軽さ」と「行動中のアクセスの速さ」を劇的に高めてくれるザックとポールのラインです。従来の腰ベルト重視の大型ザックでは得られない身軽さがあり、トレイルランやファストハイク、日帰り縦走のテンポを上げたい人には手放せない装備になります。

一方で、重装備での長期縦走や岩稜帯で頼り切るのはおすすめできません。用途をしっかり選べば、登山スタイルを根本から変えるポテンシャルを持ったシリーズです。

とくにDistance 22の登場以降は、「1台でトレイルラン・日帰り登山・軽量オーバーナイトまでをカバーできる」という評価も増えており、従来なら2〜3個に分けていたザックの用途をまとめられる可能性があります。

一度使うと手放せない「軽さ」と「収納性」の正体

ベスト型のショルダーハーネスと、胸ポケット中心の設計により、行動食やボトルにすぐ手が届きます。Z折りたたみポールやカーボンポールと組み合わせることで、ポールの携帯も自然になり、ザック内外の“死にスペース”が減ります。この「取り出しやすさ」と「携帯性」が、疲労の軽減と行動速度の向上につながります。

ブラックダイヤモンドはクライミング用品由来の設計思想も取り入れており、一部モデルではアイスアックスやマットを括り付けられるループも装備しています。トレイルラン向けの機動性と、アルパイン寄りのギアキャリー性が両立している点も特徴です。

この記事でわかること(メリット・デメリット・向いている登山スタイル)

  • メリット:高いフィット感、即アクセスできる収納、軽さによる行動力アップ
  • デメリット:腰ベルトが弱く重荷に不向き、カーボンポールは横圧に弱い場面あり
  • 向いているスタイル:トレイルラン、ファストハイク、日帰り登山〜軽量オーバーナイト
  • 避けたい場面:重量装備の縦走、技術的な岩稜帯の多いルート

実際のレビューでも、「通常の日帰り装備(3〜6kg)での快適さ」と「長期縦走での肩への負担」のコントラストがよく指摘されています。軽量行動に特化して選ぶべきシリーズといえます。


Black Diamond「ディスタンス」とは?登山目線での基本情報

ディスタンスシリーズの特徴

Distanceシリーズは、容量別(4/8/15/22Lなど)のベスト型バックパックと、収納性に優れたZ折りたたみポール/カーボンポールを軸にしたラインです。ショルダーポケット多めの設計でハイドレーションにも対応し、ポールホルダーを備え、軽量なリップストップ系素材で構成されています。重量はモデルによって異なりますが、15〜22Lクラスで数百グラム台が目安です。

最新世代のDistance 22などは、背面にハイドレーションスリーブ、フロントにソフトフラスクやジェル・スマホを入れられるポケット群、側面のストレッチメッシュポケットを装備。さらに、Zポールを「走りながら」脱着できる専用キャリーシステムも搭載しています。バックパネルも通気性と肌当たりを意識したソフトな構造で、汗抜けとフィット感のバランスに優れています。

ランニング発・登山転用ギアというポジション

Distanceシリーズは、もともとトレイルランナー向けの「走りながら使える」ことを重視した設計思想から生まれています。登山用途では、「早く歩く」「小刻みに動く」といったシーンに最適化されたギアです。

トレイルランやファストパッキング人気の高まりを受け、従来の「しっかりフレーム+厚手腰ベルト」の重装備向けパックとは別軸で発展してきました。その結果、「平日はトレランレース、週末は日帰り登山」といった二刀流ユーザーに強く刺さるポジションにあります。

競合ブランド(モンベルやSalomonなど)との比較

ブランド 特徴・ポジション
Salomon ランニング寄りのフィット感と機能に特化。ポールキャリーやボトルポケットに優れる一方、クライミング用ギアループやアイスアックスホルダーといった山道具としての拡張性は控えめ。
モンベル 価格と汎用性の高さが魅力。同容量帯でも価格が抑えめで、オールラウンド志向のモデルが多い。
Black Diamond(Distance) クライミング系の耐久性やギアループを備え、「走れるけれど登山にも使える」クロスオーバー性が持ち味。岩場も視野に入れた軽量登山までをカバーする作り。

「Zポール」の衝撃:Distance Z / Distance Carbon の登山使用レビュー

Zポールの仕組みと一般的なスペック

Zポールは、節を折り畳んで短く収納できるタイプのポールです。一般的な伸縮ロック式に比べ、収納時の長さが短く、ワンタッチで素早く展開できます。カーボンモデルは軽量で携帯性を最優先、アルミモデルは耐久性重視といった棲み分けです。Ultra Distance系ではペアで数百グラム前後(モデルによっては285g程度)という報告もあります。

Z構造は、「収納サイズの短さ」と「展開の速さ」が大きな利点です。Distanceパックのポールスリーブと組み合わせる前提で設計されているため、携行から出し入れまでの流れがとてもスムーズです。

実測の軽さと携帯性:持っていることを忘れるレベル

折り畳んで胸ポケットやサイドポケットに収めてしまえば、携帯している感覚が薄くなります。レースや長時間歩行でもストレスが激減します。とくにDistance 22などのポールホルダーと組み合わせると出し入れがスムーズで、「使わない時間が苦にならない」点が大きなメリットです。

従来は、「ポールを使わない区間での持て余し感」がネックでしたが、Zポール+Distanceの組み合わせなら、登りの一部や下りの一部だけ使うといった細かい使い分けがしやすくなります。結果として膝や足首への負担を減らせます。

岩場・鎖場での使い方:カーボンポールの弱点と対策

カーボンは軽い反面、横から強い力がかかると折れやすい素材です。岩場や鎖場、詰め所では、ポールをザック内または肩に確実に固定して使わないことが鉄則です。アルミ製のZポールはカーボンより横圧に強いため、技術的区間が多いルートにはアルミを選ぶのがおすすめです。

実際の破損例では、「岩と岩の間に挟んでしまった」「転倒時にポールを突いた状態で体重をかけた」といった状況が多く、「カーボン=弱い」というより、「使い方とシーンを選ばないと折れやすい」という印象です。鎖場入口での“収納ルーティン”を徹底することで、リスクはかなり抑えられます。

標高差1,000m前後の登山で感じた疲労軽減効果

体感として、下り主体で標高差1,000m前後の行程では、膝や大腿の疲労が明らかに減り、ペース維持に貢献してくれます。疲労感はおおむね10〜25%程度軽減される印象(個人差あり)で、行動時間の短縮や行動後の回復速度向上にもつながります。

とくにファストハイクのように下りをテンポよく刻むスタイルでは、「ポールをしまったまま我慢して歩く」より、「必要な場面だけこまめに出す」ほうが、結果的に楽で安全です。Zポールは、その「こまめに出す」運用を現実的にしてくれる道具です。


ベスト型ザック「ディスタンス」パックの登山レビュー

路面を選ばないフィット感:走る・早歩き・岩場での安定性

Distanceパックはショルダーの密着感が高く、上半身がブレにくいため、走ってもテンポを崩しにくいです。細かな岩場でも荷物が暴れないため安心感があります。ただし、極端に凸凹した岩稜帯では、腰で支える大型ザックのほうが安定性では優位です。

最新モデルは、旧型の「ドローコードで締めるだけ」の構造から進化し、ストレッチメッシュと立体カットを使ったベスト型ハーネスを採用しています。「走っても揺れにくい」というレビューが多く、チェストストラップも2本あるため、上下バランスを調整しやすい点も好評です。

ショルダーポケットとハイドレーションで変わる補給ストレス

胸元のポケットにジェルや小型ボトルを入れておけば、立ち止まらずに補給できます。給水は背面のハイドレーションスリーブとショルダーのボトルで対応でき、行動の流れが途切れません。

Distance 15/22などは、左右のショルダーにボトルポケット+ストレッチポケット(スマホ・行動食・グローブ向け)を備え、サイドメッシュにもボトルを挿せる構成のものが多いです。「水1〜1.5L+行動食」をすべて前側・側面だけでハンドリングできる点は、従来のザックと比べても大きな強みです。

Distance 4 / 8 / 15 / 22 の使い分け

モデル おすすめ用途・特徴
Distance 4L ウルトラレースや非常に軽い行動のみ。補給+最低限のレイヤーをミニマルに。
Distance 8L 日帰りで装備を最小限にしたいとき(行動食+薄手レイヤー程度)。走り主体の山行向け。
Distance 15L 一般的な日帰り登山、レインや補給を余裕をもって持てる。日帰り登山〜トレランミックスに最適。
Distance 22L 軽量オーバーナイトや距離の長い日帰り(軽量装備前提)。ファストパッキング志向のメインザック候補。

Distance 4/8は「走り主体」、15は「日帰り登山〜トレランミックス」、22は「軽量泊+岩場も少し視野に入るオールラウンド軽量ザック」というイメージです。1つで幅広く使うなら15か22、レース用途を重視するなら4/8という棲み分けになります。

腰ベルトがない不安と実際の荷重限界

Distanceシリーズは腰ベルトが簡易的なため、5〜7kg以上の荷重では肩への負担が目立ちます。目安としては、日帰りで3〜6kg、軽量泊で7〜8kg程度が快適に使える上限です。重いテントや大量の食料を詰め込む長期縦走には向きません。

あくまで「ショルダーハーネス主体で担ぐ」設計なので、「腰で荷重を受けて体への負担を分散したい」という人には合わないかもしれません。一方で、この構造のおかげで上体の動きが制限されにくく、走ったり岩をよじ登ったりするときの自由度は高いです。


ディスタンスはどんな登山スタイルにハマる?

日帰り登山での相性:標高差・距離ごとの快適ゾーン

標高差500〜1,200m、距離10〜25km程度の日帰り登山がもっとも快適に感じられるレンジです。行動速度を上げたい人、頻繁に補給する人に向いています。

「通常の日帰り+たまにジョグ程度に走る」「前半はトレイルラン、後半はゆっくりハイク」といったミックススタイルとの相性も良好です。従来の30Lクラスのザックでは重く感じていたコースでも、より軽快に歩けるようになります。

ファストハイク・トレイルラン寄りの使い方

ラップを刻むように小まめに補給しながらテンポよく進むスタイルに最適です。レース用途でも取り回し良好です。

UTMF/UTMBクラスのロングレースや山岳マラソンで、Distance 4/8/15を使う例もあります。「行動食・レイン・防寒」をコンパクトにまとめて背負ったまま、ほぼノンストップで動き続けるようなシーンで真価を発揮します。

軽量オーバーナイト(テント/小屋泊)での限界ライン

Distance 22Lであれば、軽量ソロテント+最低限の食料という構成ならテント泊も可能ですが、余裕はあまりありません。寒冷期や装備が増える状況には不向きです。

いわゆる“ファストパッキング”志向(UL寄りのテント・シュラフ・マット、軽量ストーブなど)で装備を軽量コンパクトに抑えられる人には現実的な選択肢です。一方で、一般的な3シーズン装備をそのまま詰め込もうとすると、容量・荷重ともにギリギリです。

小屋泊であれば、着替え・レイン・防寒着+水と食料で余裕をもって収まるサイズ感です。

使用を避けたいシーン:重装備・悪天ロング縦走

装備重量が長時間にわたり10kg近くなる縦走や、悪天候での行動では、安定した腰ベルトとフレームのある大型ザックを選んだほうが安全です。

強風や吹雪などでバランスを崩しやすい状況では、ベスト型で上半身側に荷重が寄る構造がデメリットになる場合もあります。Distanceは、「コンディションが比較的安定した三季の山を、スピーディに歩く山行」にこそ向いています。


気になるデメリットと失敗しないためのポイント

カーボンZポールが折れやすいと言われる理由

カーボンは粘りが少なく、局所的な曲げや横方向の力で破断しやすい特性があります。衝撃や横力を受ける使い方を避け、使用前後の点検と適切な収納を心がければ、リスクはかなり下げられます。

レビューでも、「横方向から岩に押し付けてしまった」「転倒時に体重をかけてしまった」といった状況での破断報告が多く見られます。登り下りを問わず、「体重を預ける杖」ではなく、「リズムとバランスを補助する道具」として扱う意識が重要です。

ベスト型ザックの体型相性とサイズ選び

ベスト型は、胸囲や肩幅によってフィット感に差が出やすい構造です。購入前には必ず試着し、胸ポケットの位置やストラップの調整幅を確認し、複数サイズ・モデルを比較するのがおすすめです。

細身〜標準体型のユーザーからは高評価が多い一方で、胸板が厚い、肩幅が広い、お腹周りが大きいといった体型では、「きつい」「ポケット位置がしっくりこない」といった声もあります。可能であれば、実店舗でソフトフラスクや荷物を実際に入れた状態で試すのがベストです。

耐久性と価格:他ブランドとのコスパ比較

ブラックダイヤモンドは素材・作りの信頼性が高く、そのぶん価格は中〜高めのレンジです。モンベルはコストパフォーマンスの高さ、Salomonはラン寄りの完成度の高さで、それぞれ魅力があります。

Distanceシリーズは、軽量ナイロンや補強テーピングを使い、「山で乱暴に扱っても壊れにくい」ヘビーデューティーさではなく、「軽量ギアとしては十分にタフ」という立ち位置です。毎週のように走りに行くトレイルランナーには納得感のある価格帯ですが、「たまにしか使わない」「まずは予算重視」という人には、モンベル系のザックが合う場合もあります。


モデル別にチェック:あなたに合う「ディスタンス」はどれ?

距離・標高差・季節で選ぶおすすめモデル

  • 短距離レース/春夏の軽装:Distance 4/8
  • 日帰り登山〜軽い雨対策:Distance 15
  • 軽量泊・長距離日帰り(装備の軽量化が前提):Distance 22

春夏の里山トレイル〜初夏のアルプス日帰りであれば15Lが扱いやすく、秋口〜残雪期の「レイン+防寒1枚を足したい」状況や、軽量テント泊を視野に入れるなら22Lが現実的です。

ポールの選び方:Distance Z / Distance Carbon

  • 技術ルートや岩場が多い → アルミ製Distance Z
  • 携帯性と軽さを最優先 → カーボン製のUltra Distanceなど

カーボンは取り扱いに注意が必要ですが、トレイル中心でとにかく軽さを求める人には魅力的です。岩場や雪渓で「ガシガシ突く」場面が多い人はアルミ寄り、整ったトレイル中心で軽さ重視ならカーボン寄り、というイメージで選ぶと失敗しにくいです。

既存ザックと組み合わせるか、フルBDで揃えるか

Distanceポールは、既存の他ブランドのザックでも問題なく使えます。ただし、BDのポールホルダーとベスト型ザックとの連携は非常にスムーズなので、すべてBDで揃えると使い勝手はさらに高まります。

一方で、「大型ザックは他ブランドのまま、日帰り〜レース用にDistanceパックとポールだけ追加」という構成も現実的です。ブラックダイヤモンドはクライミングギアを含めた山道具一式を展開しているので、将来的にヘッドランプやアイスアックスなどもBDで揃え、操作感や耐久性の方向性を統一する、という選び方もあります。


Black Diamond「ディスタンス」を登山で使いこなすコツ

岩場に入る前に必ずやりたい「ポール収納ルーティン」

岩場や鎖場の直前で一旦立ち止まり、ポールをザック内にしまうか、ショルダーストラップに確実に固定する、というルーティンを徹底しましょう。これだけで転倒やポール折損のリスクを大きく下げられます。

Distanceシリーズのポールスリーブを使えば、慣れれば数十秒で収納可能です。「めんどうだから、そのまま持ったままでいいか」をやめることが、安全面で非常に重要です。

パッキング術:Distance 22Lにどこまで詰め込めるか

Distance 22Lなら、薄手テントまたは軽量シュラフ、レインウェア、1日分の食料、予備レイヤーといった装備構成が可能です。圧縮袋やロール式パッキングを使って空間を効率よく使うことがポイントです。

  • 重いもの(水・食料)は背面寄りかつやや上側に配置
  • すぐ使うレインウェアや防寒着は上部か、フロントから取り出せる位置へ
  • テントやシュラフは軽量・コンパクトなモデルを選ぶ

一般的な厚手マットや大型シュラフを前提にすると、22Lではすぐ限界に達します。Distance 22を生かすには、装備そのものの軽量・コンパクト化が前提になります。

メンテナンスと寿命の見極め(ポール&ザック)

ポールは、折り目のクラック、固定部の緩み、先端チップの摩耗を定期的にチェックしましょう。カーボンポールは、小さなクラックでも破断につながりやすいため、気になる傷が出たら早めの交換を検討したほうが安心です。

Zポールは、折り畳み部のコードテンションが落ちてきたり、ジョイント部分にガタが出てきたら買い替えのサインです。

Distanceパックは、縫い目やストラップ類の摩耗、ショルダーメッシュやストレッチポケットの伸びをシーズンごとに目視でチェックしておきましょう。とくに頻繁に走る人ほど、ショルダー周りの消耗が早くなりやすいです。


まとめ:Black Diamond ディスタンスはどんな人が「買い」で、誰が様子見?

Black Diamond「ディスタンス」がハマる人・ハマらない人

タイプ 判断の目安
買うべき人 行動を速くしたいトレイルラン寄りの登山者、日帰り〜軽量泊で身軽さを何より重視する人。
様子見したほうがよい人 重装備での縦走をメインにする人、技術的岩稜を多く含むルートを常用する人、体格的にベスト型フィットが不安な人。

ディスタンスシリーズは、登山中の「行動のテンポ」を上げ、ストレスを減らしてくれるギアです。自分の山行スタイルや装備の重さを見極めて選べば、登山の楽しみ方を確実に広げてくれます。

Black Diamond「ディスタンス」は、従来の登山ザックやポールとは発想の出どころが違うギアです。

  • ベスト型ザックは、「揺れにくさ」と「即アクセスできる収納」によって、補給やレイヤリングのストレスを大きく減らしてくれます。
  • Zポールは、「軽さ」と「しまいやすさ」によって、「必要なときだけこまめに使う」という運用を現実的にしてくれます。

一方で、腰ベルトのない構造やカーボンの特性から、重装備の縦走や岩稜メインのルートでは、従来型ザックやアルミポールに分があります。

距離10〜25km・標高差500〜1,200m前後の日帰り登山や、ファストハイク〜軽量オーバーナイトを中心に山に通うなら、ディスタンスは歩き方そのものをアップデートしてくれる選択肢です。逆に、「荷物が多い山行がメイン」「体格的にベスト型が不安」という場合は、まず従来型ザックとの役割分担を考えてから導入したほうが納得しやすいと思います。

「少しでも軽快に動きたい」「もう少し速く、長く歩きたい」と感じ始めたときが、ディスタンスを試すタイミングです。自分の山行スタイルや荷物の量を一度棚卸しし、そのうえで容量やポール素材を選んでいくと、失敗しにくいはずです。

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