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雨具っぽくない雨具。アクシーズクインのW2Pライトシェルは、蒸れ知らずで樹林帯歩きが快適すぎた。

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登山中の「手だけずぶ濡れ」問題にうんざりしていませんか

登山中の「手だけずぶ濡れ」問題に、うんざりしていませんか。レインウェアはしっかり着ているのに、ストックを握る手や地図を出すたびに手袋が濡れて冷えていく…。とはいえ、分厚いゴアテックスのレイングローブを、低山ハイクのたびに持ち歩くのも気が引けますよね。

そんなモヤモヤの隙間を突いてくるのが「AXESQUIN W2P Light Shell」です。片手わずか約25gの超軽量グローブで、見た目は普通の薄手トレッキンググローブ。それなのに、防水・防風・透湿をまとめてこなしてくれる、日本の里山向きシェルグローブという立ち位置がかなり独特です。

この記事では、実際に低山〜中級山の樹林帯で使ったときの使用感を中心に、「どんな天候・季節なら快適か」「どこからが苦手な領域か」をはっきりさせつつ、AXESQUIN W2P Light Shellの登山用レイングローブとしてのリアルな評価をお伝えします。低山ハイク用の防水グローブ選びで悩んでいる方は、ひとつの具体的な判断材料として読んでみてください。


AXESQUIN W2P Light Shellとは?

製品概要:超軽量の防水シェルグローブ/トリガーミトン

AXESQUIN W2P Light Shellは、アクシーズクインが展開する超軽量の防水シェルグローブ(トリガーミトン仕様もあり)です。重量は片手で約25g前後と非常に軽く、DWR(耐久撥水)処理を施した薄手シェル生地と、防風透湿膜(W2P)を組み合わせた構造により、「完全防水かつ透湿」をうたっています。見た目はごく普通の薄手グローブに近く、ザックやポケットに常備しやすいのが特徴です。

一般的なゴアテックスグローブよりも生地が薄くしなやかで、指の曲げ伸ばしがしやすい点も魅力です。国内メーカーらしい細身のパターンで余り布が少なく、トレッキングポールやカメラのグリップ操作もストレスが少ない設計になっています。トリガーミトン版は、親指+人差し指のみを独立させた「トリガー」構造により、ミトンの保温性とグローブの操作性を両立させています。

結論:樹林帯ハイク用レイングローブとして“買い”かどうか

樹林帯を中心とした低山〜中級山での、小雨や通り雨対策としては「買い」といえるアイテムです。軽さと透湿性のおかげで蒸れにくく、短時間の雨や風をしのぐ用途では非常に快適に使えます。

一方で、豪雨の中での長時間行動や、厳冬期に単体で保温を担う用途には向きません。用途をしっかり限定できる方に特におすすめです。

価格帯は7,000〜8,000円前後で、海外ハイエンドの防水グローブよりは抑えめですが、国産ULギアとしては標準〜やや高めといった印象です。ただ、「25gで完全防水クラス」「常にザックに入れっぱなしにできる気軽さ」を考えると、1シーズンで使い倒しても十分に元が取れると感じる方は多いはずです。


「雨具っぽくない雨具」というコンセプト

見た目と着け心地:普通の薄手グローブ感覚で使える理由

薄手ナイロンの自然な風合い、手首周りのすっきりした収まり、全体のフィット感が、一般的なトレッキンググローブに近い点が特徴です。ゴアテックス製グローブでよくある硬さやゴワつきがほとんどなく、「雨具を着けている感」が少ないので、結果的に使用頻度が上がりやすくなります。

裏地にはストレッチ性のあるメッシュ/ニット素材が採用されており(東レのフィールドセンサー系素材に近い風合い)、汗ばんだ手でもペタッと貼り付きにくく、スムーズに着脱できます。縫製箇所も比較的少なく、指の付け根や関節部分に縫い目が集中しないよう工夫されているため、長時間着けていても違和感や食い込みが少ないです。

W2P Light Shellのコンセプトと開発背景

「W2P」は“Waterproof to Permeable”の略で、完全防水でありながら透湿性も確保する軽量シェルを目指した設計思想を表しています。UL(ウルトラライト)志向のハイカーのニーズと、日常的に携行できる実用性を両立させることを意識した、日本の樹林帯や梅雨シーズンを想定した日常携行型の雨具です。

背景には、ゴアテックスを使ったレイングローブが「高価・重い・ゴワつく」という理由から、日帰り低山ハイカーにはオーバースペックになりがちだった状況があります。アクシーズクインはこのギャップに着目し、「日本の低山・樹林帯を快適に遊ぶためのULギア」というコンセプトのもと、レインウェアのミニマム版としてW2P Light Shellシリーズを展開しました。COVID禍以降に増えたソロハイカー・中高年ハイカーが、常にザックに忍ばせておける“保険”のような存在として使うシーンを強く意識して開発されています。

想定されているシーン・用途

W2P Light Shellは、林道歩きや低山の樹林帯歩き、通勤・通学の小雨対策、ザック常備のワンポイント防水ギアとして最適です。地図を開く、ジッパーを開閉するなど、短時間の屋外作業を想定した作りになっています。

具体的には、次のようなシーンにフィットします。

  • 里山ハイクで急な通り雨にあったとき
  • 雨上がりに濡れた枝葉をかき分けて歩く場面
  • テント場や山小屋周りでの炊事・片付け
  • 自転車通勤や犬の散歩など、日常での雨風よけ

冬季は薄手インナーグローブの上から重ねて“簡易レイングローブ”として使うことも想定された設計です。


実際に登山で使った印象

テスト条件:山域・季節・天候

テストは標高500〜1,200mの樹林帯主体の山域で、秋口から初冬にかけて行いました。天候は小雨〜時折の本降り、冷たい風の吹く朝夕を含みます。

気温はおおよそ5〜15℃前後、湿度は高めで、典型的な日本の低山コンディションです。濡れた木道や岩場でストックを握る場面も多く、撥水性に加えてグリップ性や、濡れたまま歩き続けた際の指先の冷え具合もチェックしました。

樹林帯歩きで感じた「蒸れにくさ」

薄手の裏地と透湿膜のおかげで内部の湿気が抜けやすく、長い登りでも汗でムレる不快感はかなり抑えられていました。葉先の水滴や自分の息での蒸れをあまり気にせず歩けるのは大きなメリットです。

一般的な「フリース+レインミトン」の組み合わせだと、どうしても内部がしっとり汗ばみやすいのですが、このグローブは手の甲にこもる熱がスッと抜けていく感覚があります。完全に無蒸れというわけではないものの、「気が付いたら中がびしょ濡れ」という状態にはなりにくく、休憩時に外したときのベタつきも控えめでした。

小雨〜本降りまで:雨の強さ別の使用感

小雨〜中雨であれば、単体で十分にしのげます。本降りの中を数時間行動した場合は、袖口や縫い目、装着状態によっては浸水が出ることがあり、雨が強く長時間続きそうなときには、予備の防水手袋や、より厚手の完全防水シェルがあると安心です。

体感としては、「短時間の本降り」「小雨が続く程度」までは快適ゾーンです。ただし、レインウェアの袖口をグローブの上からしっかり被せていないと、手首からじわじわと水が侵入してきます。縫製部にはシームテープ処理がされていると考えられますが、豪雨+長時間行動でレインミトン並みの耐久防水性を期待するのは難しく、あくまで“ULシェル”として割り切って使うのが現実的だと感じました。

風の強い稜線・寒い朝夕での防風性と保温性

防風性は十分にありますが、生地が薄手なぶん保温性は高くありません。冷たい風が吹く稜線や真冬の早朝などでは、単独使用だと冷えを感じます。インナーをしっかり重ねるか、別途保温用グローブを併用するのがおすすめです。

秋〜初冬の樹林帯であれば、防風効果だけでも「手先がかじかむ一歩手前」をうまく防いでくれます。ただ、風速が高い稜線や、気温0℃前後のコンディションでは心許なくなります。メーカーも冬季は重ね履きを前提としており、ダウンミトンや厚手フリースグローブの上にレインシェル的にかぶせることで、風と濡れをまとめて防ぎ、守備範囲をかなり広げられます。

インナーグローブとの重ね履きで変わる使用感

薄手のメリノウールや化繊インナーグローブを重ねると、保温性が大きく向上し、冷気への耐性も高まります。一方で、あまり厚手のインナーを合わせると、トリガーミトンの操作性や指先の感覚が損なわれることがあるため、組み合わせるインナーは薄めがおすすめです。

特にフィット感の良い薄手インナーと合わせると、W2Pシェルが“外付けの防水レイヤー”として機能し、汗はインナー側が吸い上げ、外側ではしっかり水をブロックしてくれます。UL的な発想では「インナー1枚+W2Pシェル1枚」で3シーズンの多くの状況をカバーできるため、荷物を減らしたい方には非常に合理的な組み合わせです。


AXESQUIN W2P Light Shellのディテールと機能

約25gの「持っていることを忘れる」軽さ

重量が片手約25g前後と非常に軽く、ポケットやザックの外ポケットに入れても負担になりません。普段からザックに入れっぱなしにしておくのに最適です。

一般的なレイングローブの半分以下の重さで、スタッフサックも不要。そのまま丸めてポケットに突っ込んでおけるサイズ感なので、「今日は雨予報じゃないけれど、とりあえず入れておこうか」と思える心理的ハードルの低さがあります。この“とりあえず常備できるかどうか”が、実際の使用頻度や安心感に直結します。

W2P Light Shellテクノロジー:防水・防風・透湿の仕組み

表地のDWR処理と薄膜のラミネート(2〜2.5層構造と想定)によって外からの水を防ぎつつ、内部の水蒸気を外に逃がす設計です。素材は東レ系の透湿膜が使われていると考えられ、短時間の豪雨なら十分に防げますが、縫い目やカフ周りは長時間になると浸水リスクがあります。

表地は細番手のナイロン/ポリエステルリップストップのような質感で、DWR(耐久撥水)加工によって水滴をビーズ状にはじきます。その内側に、防風・防水性を持つ極薄の透湿膜をラミネートし、さらに手触りの良い薄手ニットやメッシュを貼り合わせたサンドイッチ構造です。

ゴアテックスなどと同様に「外からの液体の水は通さず、内側の水蒸気だけを逃がす」という方向性ですが、カタログスペック上の耐水圧・透湿度といった数値よりも、「実際に歩いたときに蒸れにくく快適であること」を重視したチューニングになっています。

トリガーミトン構造の使い勝手(地図・スマホ操作など)

親指と人差し指が独立したトリガーミトン仕様は、地図確認やジッパー操作が非常に楽です。スマホのタッチ操作は機種によって反応に差がありますが、指先を露出させやすいトリガー構造は、実用面で大きなメリットがあります。

ミトン状態では中指〜小指を一室にまとめることで保温性とシンプルな構造を確保しつつ、必要なときだけ親指と人差し指を独立させることで、

  • 地図アプリのピンチイン・ピンチアウト
  • カメラのシャッターボタン操作
  • カラビナやジッパープルの操作
  • バーナーやライターの点火

といった細かな作業もストレスなくこなせます。完全な五指グローブ型よりも縫製点数を少なくできるため、防水性や軽量性の面でも理にかなった構造です。

素材感とフィット感:サイズ選びのポイント

フィット感重視のデザインなので、ジャストサイズを選ぶと指先の操作性が良くなります。インナーグローブを重ねる可能性がある場合は、1サイズ上げておくと扱いやすいことが多いです。男女で手の大きさに差が出やすいため、購入前にサイズ表をしっかり確認することをおすすめします。

素材自体にはわずかなストレッチ性があり、薄手インナーなら無理なく収まりますが、あまりにぴったりすぎるサイズを選ぶと、常に膜にテンションがかかり、長期的な耐久性低下につながる可能性があります。特にトリガーミトンは、親指と人差し指の独立部分が窮屈だと操作性が一気に落ちるので、指の長さ・手幅を実測して選ぶと失敗しにくいです。

パッカビリティと収納性:どこに入れておくと便利?

非常に薄く折り畳めるため、ザックのフロントポケットやチェストポケット、ウエストベルトの小物ポケットに入れておくと取り出しやすく便利です。

軽量ザックのショルダーストラップポケットや、レインウェアの胸ポケットに常駐させておけば、「あ、降ってきた」と思った瞬間にサッと取り出して装着できます。専用の収納袋は付属しない、もしくは使わなくても問題ないレベルの大きさなので、“収納袋を出す手間すら省きたい”UL派にはちょうど良いラフさです。


他の登山用グローブ・雨具との比較

本格レイングローブや防水シェル手袋との違い

W2P Light ShellはUL志向の「携行型」防水グローブであり、ゴアテックス採用の本格防水手袋よりも薄く軽い代わりに、耐久性と長時間にわたる完全防水性能は劣ります。

いわゆるアルパイングローブは、厚手の表地+強固な防水膜+起毛裏地という構成で、ロープワークや岩場での酷使を前提に作られています。そのぶん、かさばり・重さ・価格のすべてが上がります。

W2P Light Shellは、そうした「フルスペックのアルパイン用」ではなく、日帰り〜1泊程度のハイキングや日本の里山をターゲットにした“必要十分レベルの防水シェル”という位置付けです。

一般的なフリース手袋+雨具の組み合わせとの比較

フリース手袋+レインシェルの組み合わせは汎用性が高いものの、どうしても蒸れやすいのが難点です。W2P Light Shellは透湿性が高く、蒸れにくさという点で大きな優位性があります。ただし、純粋な保温力はフリースを併用したほうが勝ります。

また、別体のレインミトンはサイズ・重量ともにそこそこあるため、「今日は降りそうだから持っていくかどうか…」と悩むことが多くなりがちです。W2P Light Shellならその悩みがほとんどなくなります。その結果、「雨に備えていなかった」という失敗パターンを潰せるのは、軽量ギアならではのメリットといえます。

他ブランド(モンベル・ミレーなど)との比較

類似コンセプトの製品としては、モンベルやミレーなどの軽量防水グローブがあります。

  • モンベル:類似の軽量防水グローブを展開しており、耐久性やブランドとしての安心感で優位な部分がありますが、デザインは“山ギア感”がやや強め。
  • ミレー(Gore‑Tex Infiniumなど):ストレッチ性や耐久性は高い一方、重さ・価格ともに上がります。
  • Black Diamondなど海外ブランド:耐久性と保温性を重視したモデルが多く、UL志向の日帰り低山ハイクにはオーバースペックになりがちです。

その中でW2P Light Shellは、「7,000円台で約25g・完全防水クラス・トリガーミトン構造」という独自の立ち位置を確保しており、日本の低山〜中級山ハイカーにとっては、かなり“ツボを突いた”選択肢になっています。


向いている登山スタイル・シーズンと、向かない使い方

樹林帯メインの低山〜中級山での適性

樹林帯や里山、梅雨時の短時間行動に非常に適しており、持ち歩き前提の「常備雨具」として優れています。

特に、天気が読みにくい春先・秋口の山行で、レインパンツを履くほどではないものの「手先だけでも守りたい」といったシチュエーションで活躍します。標高の高いアルプスエリアよりも、関東・関西近郊の低山帯でこそ真価を発揮するタイプといえます。

夏山・冬山での快適ゾーンと限界

夏の高温多湿期でも蒸れにくいため使いやすいですが、真夏の直射日光下ではさすがに暑く感じる場面もあります。冬は保温性が不足するため、単独使用はおすすめできません。

夏の高所(北アルプスなど)では、行動中は暑くて外してしまう時間も増える一方、稜線上でのにわか雨や夕立で一気に気温が下がったときには、とても頼りになります。冬はインナーとのコンビ運用前提で、「防水シェル」と割り切れば、積雪期の低山や残雪期ハイクでも十分に戦力になります。

単独使用で快適な気温・天候の目安

単体で快適に使える目安は、以下のようなコンディションです。

要素 快適ゾーンの目安
気温 約5〜20℃
天候 小雨〜中雨
あまり強くない状況での短時間行動

これより寒い・暑い・風が強いといった条件では、インナーグローブや別の保温グローブとの組み合わせが必要になります。「1枚でオールシーズンOK」というタイプではないので、自分がよく行く山域と季節をイメージしながら選ぶと失敗しにくいです。

失敗しやすい使い方と注意点

次のような使い方は、機能面でも耐久面でも失敗しやすいので注意が必要です。

  • 長時間の豪雨下での使用
  • 雪山での単独使用(特に厳冬期・アルプスエリア)
  • 激しい岩場や、摩耗の多い場面での常用

薄手の表地は、岩場で頻繁に手をつくようなバリエーションルートや、藪漕ぎで枝に擦れ続けるような状況では、どうしても傷みやすくなります。

ユーザーレビューでは、「洗濯を繰り返すと毛玉(ピリング)が出やすい」「若干縮んだように感じる」といった声もあり、日常手袋のような頻度でガシガシ洗うのは避けたほうが無難です。使用頻度とケア方法を考慮しながら、長く付き合っていきたいアイテムです。


メリット・デメリットの整理

気に入ったポイント(メリット)

  • 超軽量で携行性が抜群
  • 透湿性が高く、一般的なレイングローブより蒸れにくい
  • トリガーミトン構造で操作性が良い
  • 見た目が自然で、山以外の普段使いもしやすい
  • 国産ULギアとして、価格と性能のバランスが良い

気になった弱点(デメリット)

  • 薄手ゆえに、ハードユースには耐えにくい
  • ピリングや洗濯後の若干の縮みが報告されている
  • 真冬や豪雨の長時間行動には不向き
  • 耐水圧など細かなスペックが公表されておらず、数値での比較がしづらい

向いている人・向いていない人

向いている人の傾向は次の通りです。

  • 常にザックに入れておける軽量防水グローブを探しているULハイカー
  • 樹林帯や低山をよく歩く人
  • 短時間の雨対策を重視し、「保険」としてのグローブを1枚持っておきたい人
  • メインのアルパイングローブに加えて、軽量な防水シェルを1枚足しておきたい人

逆に、次のような方にはスペック不足に感じられる可能性があります。

  • 冬山メインで活動する人
  • 豪雨下での長時間行動が多い人
  • 岩稜帯や藪漕ぎなどで、耐久性を最優先したい人
  • 「1つのグローブで雪山から岩稜まで全部カバーしたい」と考えている人

お手入れと長持ちさせるコツ

洗濯・乾燥のポイント

洗濯は中性洗剤を使った手洗い、もしくはネットに入れて洗濯機の弱モードで行うのがおすすめです。高温の乾燥機は避け、陰干しで自然乾燥させてください。縫い目や透湿膜を傷めないよう、強くこすったり、もみ洗いをしたりするのは控えましょう。

裏返して軽く押し洗いする程度でも、日常的な汚れは十分落ちます。柔軟剤や漂白剤は透湿膜や撥水処理を傷める原因になるため使用を避けてください。脱水も短時間にとどめ、水気を切ったあとはタオルドライをしてから陰干しするのが安心です。

こうしたケアを心がけることで、撥水性と透湿性を長く保ち、W2P Light Shellの性能をしっかり引き出し続けることができます。


まとめ:低山ハイクの「手だけずぶ濡れ問題」を軽やかに解決する1枚

AXESQUIN W2P Light Shellを一言でいえば、「日本の低山・樹林帯でちょうどいい、防水シェルグローブ」だと感じました。

  • 片手約25g前後という軽さ
  • レイングローブとしてはかなり高い蒸れにくさ
  • トリガーミトン構造による操作性
  • 雨具っぽさの少ない自然な見た目

このあたりが組み合わさって、「とりあえずザックに入れておく」存在になりやすく、実際の使用頻度も上がっていきます。

一方で、豪雨の長時間行動や真冬の単独使用、岩稜・藪漕ぎメインのハードユースには向きません。あくまで「里山〜中級山の樹林帯」「小雨〜短時間の本降り」「インナーとの重ね履きで3シーズン広くカバー」といった使い方に照準を合わせたギアです。

低山ハイクでありがちな「手だけずぶ濡れ」や、「レイングローブは重くて結局持ち出さない」といったモヤモヤを、小さく・軽く・さりげなく解消してくれる手袋を探しているなら、選択肢に入れておいて損はない1枚だと思います。

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