自宅トレ用ベンチで「物足りない・置けない」をどう解決する?
自宅トレ用のベンチ選びで「フラットだけでは物足りない」「腹筋台も置くスペースがない」と感じたことはありませんか?
この記事では、インクライン・フラット・デクラインに対応した「BARWING (バーウィング) 3WAY アジャスタブルベンチ」を実際に組み立てて使ってみた感想を、良かった点・気になった点も含めて率直にレビューしていきます。
BARWING 3WAY アジャスタブルベンチの概要
BARWING 3WAY アジャスタブルベンチってどんなベンチ?
BARWINGの3WAYベンチは、フラット・インクライン・デクラインの3ポジションに対応した家庭用トレーニングベンチです。比較的コンパクトで価格も手頃なため、限られたスペースで多種目に取り組みたい方に向いたモデルです。
一般的な家庭用インクラインベンチと同様に、「体重+使用するダンベル(バーベル)の重量」を合計して200kg前後を目安に設計されているクラスに属します。また、折りたたみや移動を前提とした軽量設計のものが多いラインです。
フレームはスチール製で、背もたれと座面にはビニールレザーとウレタンクッションを採用しており、家庭用ベンチとして標準的な構成になっています。
他のインクラインベンチとの違い
特徴は、デクラインに対応していること、フットサポートの有無、そして角度調整の幅です。ジムに設置されている業務用ほどの重量や剛性はありませんが、そのぶん家庭内で扱いやすい軽さと可搬性、価格とのバランスに優れています。
低価格帯のインクラインベンチは「フラット〜インクラインのみ」でデクラインができないモデルも多く、腹筋系種目やデクラインプレスを重視する方にとっては、3WAY対応かどうかが重要な分かれ目になります。
BARWINGの可変式ダンベルが「細かく重量調整できる」設計であることからもわかるように、同社の家庭用ラインナップは「1台で複数用途」「細かく調整できる」点を重視しています。このベンチも、まさにそのコンセプトに沿った位置づけのモデルです。
購入前にチェックしたいポイント
スペース・耐荷重・安全性
設置スペースは「ベンチ本体の長さ+前後の動作に必要な余裕」が必要です。耐荷重は製品ごとの表記を必ず確認してください(家庭用では概ね200kg前後のモデルが多いです)。安全性については、角度調整部分のロックがしっかり固定されるかどうかを重視すると安心です。
とくに3WAYタイプは、インクラインやデクライン時にベンチ前後方向へ荷重が偏りやすくなります。床との設置面積(脚の幅)が狭すぎるとぐらつきやすいため、
- 脚の形状(H字型かT字型か)
- 脚先のキャップがしっかりしているか
もあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
デクライン対応のメリット
デクラインに対応していると、腹筋強化や胸下部を狙った種目に取り組めるようになり、トレーニングメニューの幅が大きく広がります。デクライン専用ベンチを別途購入せずに済むのも大きな利点です。
家庭用では「フラットベンチ+腹筋台」を別々に購入するケースもありますが、3WAYベンチなら1台で兼用できるため、限られた部屋のスペースや予算を有効に活用できます。
また、デクラインの角度を浅めに設定すれば、腰や首への負担を抑えつつ腹筋に効かせるなど、負荷の強度調整もしやすくなります。
組み立てやすさと保管のしやすさ
組み立てに使うネジの数は中程度で、折りたたみ機能があれば省スペースで保管しやすいです。家庭用インクラインベンチは、基本的にユーザー自身が組み立てる前提で設計されており、専用工具がなくても付属のレンチで作業できることが多いです。
折りたたみ構造を採用しているモデルでは、
- ピン1本で固定する方式
- レバーでロックする方式
などがあります。いずれも収納時は省スペースで、使用時にはロック状態を目視確認できるものが主流です。
開封から完成までの組み立てレビュー
梱包状態と付属品
梱包は比較的丁寧で、ボルトやレンチ類が同梱されていることが多いです。背もたれと座面はあらかじめ張り込み済みになっており、ユーザー側の作業は「フレームの組み付け」と「パッドの取り付け」が中心です。
ボルトやナットは袋ごとに仕分けされ、説明書にはサイズごとの対応箇所が記載されています。そのため、初めての方でもパーツの所在がわかりやすく、組み立て途中で迷いにくい構成になっています。
組み立て手順と所要時間
説明書に従って順番に組み立てていけば、二人で作業して30〜60分程度、慣れれば一人でも組み立て可能なレベルです。一般的な流れは次のようになります。
- メインフレーム(脚部)の組み立て
- 背もたれ支柱・座面支柱の取り付け
- 背もたれと座面パッドの固定
- フットサポートなどオプション部品の取り付け
途中の段階で一度すべてのボルトを仮締めにして全体を立ててみてから、最後に本締めしていくと、ゆがみが出にくく失敗も少なくなります。
組み立て時の注意点
ボルトを通す順番やワッシャーの向き、角度ロック部の組み付け方向には注意が必要です。ボルトの締めすぎは塗装の割れやパーツの変形の原因になることもあるので、適度な力で締めるようにしましょう。
また、角度調整の支点となる可動部に入るボルトを最初から強く締めすぎると、動きが渋くなってしまいます。可動部はまずスムーズに動くかを確認し、そのうえで必要な分だけ締め足す手順で調整すると、使用時のギクシャク感を防ぎやすくなります。
フットサポートは、向きを逆に取り付けてしまうとデクライン時に足をかけづらくなる場合があります。説明書の図をよく確認してから取り付けると安心です。
女性・初心者でも組み立てられるか
力仕事の量はそれほど多くないため、工具と説明書さえあれば、女性や初心者の方でも組み立ては十分可能です。ただし、重量のあるパーツを移動させる場面では、家族などに補助してもらうことをおすすめします。
背もたれフレームや脚部は、まとめて持つとそれなりの重さがありますが、パーツごとに分かれた状態であれば、1つ1つは持ち上げられる範囲に収まるケースが大半です。持ち上げる際は腰を落とし、体をねじった姿勢で持ち上げないように注意してください。
3WAYアジャスト機能のチェック
背もたれの角度調整範囲と使い分け
背もたれは、
- 浅い角度でインクライン
- 水平でフラット
- 下向きでデクライン
といったように、種目に応じて細かく角度を変えて使うことができます。
多くの家庭用インクラインベンチと同様に、角度は数段階の「ノッチ式(穴にピンを差し込むタイプ)」で調整する構造が一般的です。インクラインはおおよそ30〜60度程度まで、デクラインは数度〜20度前後までの範囲で調整できるクラスに位置します。
角度を細かく変えられることで、同じプレス系種目でも
- 胸上部寄りに効かせる
- 肩寄りに負荷を逃がす
など、狙いを変えたトレーニングがしやすくなります。
シート高とフットサポートの使い勝手
シート高は標準的な高さで、多くの方にとって扱いやすい設計になっています。一般的に家庭用ベンチのシート高は40〜45cm前後で、床にしっかり足をつけて踏ん張れるうえ、ブリッジも組みやすい高さです。
フットサポートは、デクラインシットアップ時に足首をロックし、脚が抜けてしまうのを防いでくれるため、腹筋を最後まで追い込みたい方には大きなメリットになります。デクライン時の安定性を高め、動作に集中しやすくしてくれるパーツです。
デクラインポジションの安定感
構造上、角度ロック部分や支点がしっかり固定されていれば、デクラインポジションでも安心して使えます。ただし、家庭用3WAYベンチはジム用ほどフレームの肉厚がないため、
- デクライン+高重量ダンベル
といった条件では、わずかに「しなり」や「きしみ」を感じる場合があります。
これは家庭用ベンチ全般に見られる傾向であり、不良というよりは設計上の許容範囲といえます。対策としては、
- 定期的なボルトの増し締め
- 耐荷重ギリギリの重量設定を避ける
ことが有効です。製品の耐荷重表記は必ず守るようにしましょう。
使用感レビュー:種目別の感想
フラットベンチとしての使用感
ベンチプレス/ダンベルプレス
フラットポジションでの安定感は良好で、ダンベルプレスでは余計なぐらつきが少なく扱いやすい印象です。家庭用の中では、フレーム剛性とパッドの硬さのバランスが標準的で、可変式ダンベルとの相性も良いクラスです。
極端な高重量を扱わなければ、脚でしっかり踏ん張ることで動作中の揺れもほとんど気にならないレベルに収まります。
ダンベルフライ/ワンハンドロー
パッド幅は広すぎず狭すぎず、肩まわりの動きを妨げにくいサイズ感で、ダンベルフライやワンハンドローなどの種目も行いやすいです。一方で、長時間寝続けると、ややパッドの硬さを感じることがあるかもしれません。
ワンハンドローでは、片側に荷重をかけた際のフレームの安定感も重要ですが、家庭用クラスとしては十分許容範囲といえます。
BARTWING 3WAY アジャスタブルベンチはどんな人に向く?
トレーニングベンチを1台に絞りたい方にとって、BARWING 3WAY アジャスタブルベンチは、
- インクラインもデクラインもやりたい
- でもスペースも予算も限られている
という悩みにしっかり応えてくれる選択肢だと感じました。
組み立ては、説明書を読みながら順番どおりに進めれば、初心者や女性でも十分取りかかれるレベルです。フレームの構造や角度調整まわりも、家庭用としては標準的なつくりで、
- フラットでのダンベルプレスやフライ
- デクラインシットアップ
- デクラインプレス
まで一通りこなせます。
一方で、業務用マシンのような圧倒的な剛性や、超高重量を前提とした使い方には向きません。耐荷重ギリギリを攻めるよりは、可変式ダンベルや中重量帯をメインに、自宅トレの頻度とメニューを増やしていきたい方に合ったベンチだといえるでしょう。
